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時間をかければいい答えがでるのか。

 中学生の子供が言った。
「俺、高校に行きたくないんだけど。」
親 「そんな重要なことは、間単に決めちゃいかん。もっとじっくり考えろ。」
子 「考えたけど、やっぱり高校には行かん。」
親 「もっとよく考えたほうがいい。」
子 「よく考えて、やっぱり高校に行くことにする。」
親 「そうだろ、時間をかけて考えたら正しい答えはでるんだ。」
子 「兄貴は、何も考えないで高校に行ったから、正しい答えではないわけで、そうすると高校に行ったのは間違いだったんだね。」
親 「そうは、言ってない。」

何を私が言いたいかというと、

 親は、高校に行かないと決めたことに対して怒っているのであって、時間をかけずに決めたのを怒っているのではない。時間をかけずに決めたって、高校に行くと言えば決めた時間に対して怒ることはない。
 子は、「何時間考えた結果であれば、親父は納得するんだ。」と聞き返せばいい。

 「皇室典範にかんする有識者会議」についての議論のなかで、「わずか10ヶ月、延べ約30時間の議論で出した答えだから、おかしい」という意見がある。じゃぁ何時間議論した結果なら納得するのか。100時間か、1000時間か、1000時間議論した結果、女系天皇容認だったら、納得するのか。
 何時間かけて議論しても、結果が同じであれば、「もっと議論が必要だ。」ということは目に見えている。

 論点をずらすのはやめてほしい。

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