日本人とアメリカ人
山本七平 祥伝社
もう、亡くなってしまったとはいえ、好きな作家だ。私にとって文章が難しいので、速読ができないのがちょっと残念。
捕鯨反対・・の記事を読むたびに、アメリカ人は馬鹿じゃないのか・・と、ずっと思ってた。どうして、牛は良くて、鯨がだめなのか。鯨が他の海洋資源(魚)を食い荒らしているというデータを提示しても検証しようとしないのか。鯨はかわいそうだけど、どうして牛はかわいそうじゃないのか。
本によると、いろんな理由があって、反対してる訳ではないらしい。日本人がやってるからという人種差別の感覚「レイシズム」が根底にあるからだとか。
とにかくいやだから、いやな理由を後からつけて言ってる相手に、いくら理屈を説明したって、「いやなもんはいや」なのだろう。子供のけんかで、「あの子がきらい」って感情っで言ってる相手に、「あなたが、きらい、ってる理由は筋がとおらない」といっても、話はかみあわない。
交渉担当者の健闘を、応援しています。
コメント